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でも、考えてみれば、毎日誰と話していても広い意味のプレゼン力は大事だ。 上司を説得するにも、部下の同意を得るにも、会議で賛同を得るにもプレゼン力の比重は高い。
米国のできるビジネスマンを見ると、みんなうまい。 最初に笑わす。
飽きさせない。 寝させない。
以前アメリカ人のスピーカーが日本に来たときオーディエンスの3分の一が寝ているのを見て、びっくりしていた。 アメリカ人の聴衆は寝ない。

寝させないというのも、プレゼンターの責任だ。 大学の教員の授業も非常にライブリーで、私が留学していたのはずっと以前だが、プレゼンターとしてははるかにうまかった。
自分のプレゼン力を高めるには、どうしたらいいだろうか。 外部のセミナーや講演会に行く機会があれば、そのときのうまい人の真似をするのが一番早い。
売れっ子の講演者で、一回30万円とか50万円の講演料を取る人は、必ずプレゼンがうまい。 だから、その講師料でリピートオーダーが入る。
講演では私自身も年に数十回講演をしている。 売れないプレゼンターのはしくれであるがかれこれ講演を始めて15年以上が経つ。
いま思うと、最初の5年ぐらいまでいったい何だろうという気がする。 次の5年にやっていたのもそれなりに努力はしたがまだ見られなかった。
いまは1時間半で10回笑わせようと思えば、笑わせられる。 インパクトを与えようと思えばそれができるようになった。
これには技法もあるが、熱意とパワーがいる。 小泉首相は非常にうまくて、行った先の地方の話を必ず枕に使う。
その地方の歌を歌う。 地方の名産が好物と話す。

そこから入るの一瞬にして心をとらえてしまう。 よく笑わせる。
それから自分の世界に引き込んでしまう。 最後は絶叫型だ。
話のネタは新しくてニーズに合っていなければならない。 「ブレイク・ジ・アイス」といって最初に緊張をときほぐす。
何かをいって笑わせる。 会場は生き物である。
生き物なので、前回これが受けたから次も受けるというものでもないし、暗い雰囲気の会場もある。 その生き物に合わせて、自分が応対できるかどうか真剣勝負だ。
だからエネルギーがいる。 原稿を読み上げてボーとしゃべっていたほうが楽だ。
相手のことを感受しながらいろいろな手を打っていくのは、難しい。 でも、その反応をつかめるようになったら、面白い。

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